HOME
個人心理学(アドラー心理学)
講座一覧
個人心理学(アドラー心理学)
個人心理学、アドラー心理学(こじんしんりがく、英:individual psychology)とは、アルフレッド・アドラー(Alfred Adler)が創始した心理学であり、「勇気の心理学」とも呼ばれます。
個人とはひとりひとりがかけがえのない分割不能な存在であり、人は環境や運命の犠牲者ではなく、どんな時でも自分の人生は自分で決めることができると考えます。
個人心理学の基本的な考え
・目的論
人間にはの行動には必ず目的があり、人間は常に目標に向かって生きている
・認知論
人間は現実を自分の主観的な解釈をとおして見ている
・対人関係論
人間の行動は全て相手役のいる対人関係である
・自己決定性
人間はどんな状況でも、自分の行動は自分の意志で決めることができる
・全体論
人間の内部は分裂や葛藤はなく、意識も無意識も矛盾対立するものではなく、すべてが相補的に目標を追求する
共同体感覚
共同体感覚とは、人間社会への積極的な所属・参加の感覚と言われます。
私たちは、この社会で自分自身を受け入れ(自己受容)、自分の居場所(所属感)を見つけ出し、そしてその社会へ参加し役に立つ(貢献感)を感じる時に勇気を持ち幸福になれます。
共同体感覚の育成こそが、個人心理学の目指すものです。
ライフスタイル
ライフスタイルとは、ある状況ではこういう行動をとってしまうといった、その人特有の行動パターン(運動法則)です。
われわれは目標に向かって行動しており、その目標へ向かうための地図のようなものです。
日常生活における悩みは、出来事とライフスタイルの不都合によって生まれると考えられています。
自身のライフスタイルを知り、点検することで、問題に対するより適切なアプローチを知ることができます。