こんにちは。午前は雨が降っておりましたが、午後から一時的に晴れたので、なかなかいくことができなかったお墓参りに行ってまいりました。
雨が降っていた午前中ですが、アドラー東北の高橋先生の「楽しくアドラー心理学を学ぶ会」に参加しておりました。
定期的に開催されており、10人ほどが参加し個人心理学(アドラー心理学)について、みんなで学ぶ勉強会となっております。
殆どの参会者の方が女性ではありますが、普段なかなか聞けない女性の意見をたくさん聞くことができるのは、私にとって貴重な機会となり大変参考になっております。
勉強会のテーマとしては、「目的論」についてでした。個人心理学の基本的な考えの一つでもあり、私にとってはいい復習の機会でもあります。
最近あったできごとでの目的や、苦手な人の目的などをグループに分かれ、考えていきました。
私の苦手な人ですが、「相手をいじる人」でした。
その方は、何年も前に勤めていた会社の方ですが、ことあるごとに私のことをいじってきます。お昼に食べているもの、飲んでいるもの、着ている服装、等など、そんなことまでつっこんでこなくてもいいのではと思うようなこともしばしば言われたりしました。
そして、その人の目的はなにか、「なんのために私をいじるのか」を考えます。
そこで、出た意見が「自分の意見が正しいと主張するため」や「かまってもらうため」や「周りに自分の優越さを証明するため」など様々な意見がでました。
そこでグループの方から出た「その人は長江さんと仲良くしたいだけなんじゃないですか」という意見が印象に残りました。
これは、「目的論」での考えでも進んだ考えになりますが、その人の行動には善意があるという考えです。
人間は自分のためにならないことはできないと言われています。
つまり、一見悪いことに思うこともその人なりの善意(ためになること)が隠されているという考えです。
その会社の方とも決して仲が悪かったわけではありません。
手段はあまり適切ではないのですが、「いじる」という手段を用いて、私とコミュニケーションを取りたかったのかもしれません。そう考えると、その人のことも理解することができ、一方的に嫌な気持ちにはならなくて済みました。
目的論は「なんのために?」を問う考えです。
この目的に気付くことができれば、その目的を果たすために用いる「手段」を変えることができます。
もし、会社の方の目的が実は「私と仲良くする(コミュニケーションをとる)」ことであったのであれば、それに気づいた私が相手が「いじる」よりも先に世間話を持ち掛けるなど、違ったコミュニケーションも取れたかもしれません。
目的論で考えることで、その人のこれからの人生をよりよくすることができると私は思います。
物事の原因を突き止めることも時には必要かと思いますが、「どうなりたいのか」を考えることは、未来志向でポジティブな明るい感情を我々に与えてくれます。
自分の人生や人間関係に困ったときは一度この「目的論」で考えてみることで、新しい解決方法が見えてくるかもしれませんね。
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