こんばんは。本日は「アドラー東北」にて開催された「事例検討会」に参加してきました。
主催の高橋先生をはじめ、カウンセラーの方々の意見を聞けるのはとても有意義な時間ですね。
今回参加して気付いたことは、意見は一人ひとり違うことです。
認知論でもあるように、人はそれぞれ自分の色眼鏡をかけてそれを通してでしかものを見れません。
これは「認知バイアス」とも呼ばれ、意見を伝えるときも「認知バイアス」がかかった意見を伝えることしかできません。
そのため、同じ世界を見ることのできない我々は同じ意見にはならないのだと思います
ここで大切なのは「正しい認知」はないということです。
「正しい認知」はないとの考えを持つことで、ほかの人の意見を正しく聴くことができると思います。
「自分が正しい」という認知を持ってしまうと、その時点で「この人の認知(考え)」は間違っているという考えが生まれ、人の話を聴くことはできなくなり、時には争いに発展することにもなりかねません。
「正しい認知」はなく、「このひとはこういう認知(考え)をもっているんだ」と思うことで、はじめて他者を理解しようとすることができると思います。
自分ではなく相手に関心を持つこと
個人心理学では自分への関心を他者への関心に切り替えろと言います。
他者へ関心を持つには一度、自分の意見をおいて、他者の認知を認めることが大切なのだと、今回の事例検討会にて改めて思いました。
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