こんばんは。今日は仙台はとても涼しかったですね。
私は暑いのが苦手なので、今日くらいの気温だととても助かります。
今回は、個人心理学(アドラー心理学)の「課題の分離」について書いていこうと思います。
「課題の分離」ですが、ざっくり説明すると「これは誰の課題なのかを判断する」ことです。
人間関係でのトラブルは大抵この「課題の分離」をすることで解決するとも言われています。
また、トラブルは自分の課題に踏み込まれることや、相手の課題に踏み込んでしまうことで発生するとも言われています。
では、そんな「課題の分離」ですが、どうすればできるのかと言うと、まず、「この課題の責任は最終的に誰が引き受けるか」を考えます。
例えば、勉強をしない子供がいたとします。
勉強をしないことによる責任は子どもにあります。つまり、勉強をしないことで最終的に困るのは子どもです。
そのため、勉強をすることは子ども課題となります。
ここで、親が過度に子供に勉強するように言ってしまうと、子供の課題に踏み込んでしまうことになり、課題に踏み込まれた子供は、「いわれなくてもやるよ」とか「うるさいな」などと言って反抗するするかもしれません。
ここで親は「課題の分離」をし、子供の課題と判断した場合は、干渉せず、子供を見守る態度が重要です。
この「課題の分離」は親子関係に限らず、学校や職場においても使えるため、状況に合わせて、「これは誰の課題なのか」を考えてみてください。
そして、自分の課題ではないと判断した場合は、原則踏み込まないことがトラブル回避に繋がると思います。
さて、特に仕事をしている人は、「課題の分離」をしたけど、一人ではできないこともあると思うのではないでしょうか。
その場合は、「共同の課題」へとする手続きをします。
ある課題を「共同の課題」にするには、以下の手続きが必要となります。
・言葉に出して伝える(依頼する)
・相手の同意を得る(相手に拒否権を与える)
「共同の課題」となった際は、その課題について協力的に解決できる方法を話し合うのも、「共同の課題」へ向き合うことに必要な姿勢となります。
こうして、「共同の課題」をクリアしていきます。
この「課題の分離」を身につけ、「他人の課題に踏み込まない」「自分の課題に踏み込ませない」ことができれば、対人関係の問題もかなり減ることと思いますので、ぜひ試してみてください。
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