こんばんは。本日は以前に購入したアドラー心理学の書籍を再度読んだり、家族と買い物に行っており、一日のんびりしておりました。
さて、今日は以前にも書きましたが「共同体感覚」についてもう少し書いていこうと思います。
簡単に「共同体感覚」についておさらいしておきましょう。
「共同体感覚」は、共同体への積極的な所属・参加の感覚であり、精神健康上のバロメーターです。この「共同体感覚」の育成こそが個人心理学(アドラー心理学)の実践の目標となります。
「共同体感覚」は、以下の3つの要素からなります。
・「所属感」:私は共同体の一員である感覚
・「安全感(信頼感)」:共同体は私にとって安全な場所である感覚
・「貢献感」:私は共同体の役に立っている感覚
この3つの感覚を同時に持つことで「共同体感覚」を感じることができます。
ここで大切なのは、どれか1つでも欠けていると「共同体感覚」を持つことはできないということです。
たとえば、「貢献感」が欠如している状態であれば、共同体にとって有益とは言えず、自分は何もしなくてもいいと感じているかもしれませんし、「安全感」が欠けていれば、常に周りのためになにかしなくてはと不安と義務感に駆られているかもしれません。
この「共同体感覚」を自分のなかで感じることが、「幸せ」の感覚であると私は思います。
「自分の好きな場所で好きな人と一緒にいて好きな人のためになにかをする」
このことは私にとっては「幸せ」な感覚ですが、みなさんはいかかでしょうか。
私は個人心理学を学び始める前は、よく「自分とは何か」や「幸せとはなにか」と無駄に考えることが多い人間でしたが、個人心理学と出会い、貢献感に幸せを感じるということに「これだ」という感覚になりました。
皆さんにもそれぞれの「幸せ」があり、「共同体感覚」が絶対の幸せであるとは言いません。
ですが、この「共同体感覚」を自身のなかに育成することが人間社会にとって有益であり、人類の未来に繋がると私は信じております。
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