こんばんは。昨日と今日は天気は良かったのですが、湿度が高くジメジメしていますね。
早くこのコロナ化や不安定な天気から抜け出してほしい思いです。
さて、本日のテーマは「家族布置」です。
個人心理学(アドラー心理学)ではこの「家族布置」がライフスタイルの形成に大きな影響を与えると言われています。
まず、この「家族布置」ですが、これは家族の成員(両親・祖父母・きょうだい・同居人など)や、きょうだいが何人いるか、性別はどうか、歳はいくつ離れているのかなどの家族の配置のことを言います。
今回に関しては、「家族布置」のなかでも特に影響の大きい「きょうだいの誕生順位」ついて主に書いていきます。
誕生順位にはいつくかのパターンがあり、誕生順位によってある程度性格の特性が似てくる傾向があります。
最初は、「第一子」です。
「第一子」は、親(家族)の注目を一身に受けますが、その後きょうだいが生まれると、自分の注目を奪われた感覚になり、また注目を集めようと一番になろうとします。
細かい特徴としては下記があげられます。
・リーダーシップがある
・目標が高い
・優越であろうとする
・面倒見がいい
・責任感がある
「第二子」は、すでに上にきょうだいが存在するため、そのきょうだいペースメーカーとして追い越そうとします。そのため競合的になりやすかったり、第一子と別の道を選ぶことが多いです。
特徴は以下のとおりです。
・競合的になりやすい
・第一子と反対の性格になる
・創造的
・劣等感を抱えやすい
「中間子」は、上にも下にもきょうだいがいるために、親(家族)の注目を一度に集めたことがない状況にいます。きょうだいに囲まれているため、対人関係が上手だったりもします。
特徴は以下のとおりです。
・中立的
・現実的
・対人関係が上手
・協力的
・自分に自信がない
・主張が苦手
「末子」は、家族の注目を集めるため、甘やかされて育つため、努力することが苦手なことが多いです。他者から守られるためマイペースにもなりやすいです。
特徴は以下の通りです。
・甘やかされる
・人から守ってもらえる
・マイペース
・自分を大事にする
最後は「単独子」です。「単独子」は、「末子」と似ていて、親の注目を常に受けますが、きょうだいがいないため、協力したり何かを一緒にする機会がすくないため、対人関係が苦手だったり、周りが自分より大きな大人しかいないため、劣等感を持ちやすくなるかもしれません。
特徴は以下の通りです。
・知能が高い
・独立的
・競争を好まない
・劣等感を抱えやすい
・対人関係が苦手
・特別である感覚を持ちやすい
皆さん当てはまることはありましたか?
このように、きょうだいの誕生順位によって特徴があります。
お気づきの人もいるかと思いますが、「第二子」であり「末子」といったように複数の特徴を持つ人もいます。
※ちなみに私は「第二子」であり「中間子」です
また、誕生順位以外にも、年齢の差や性別の違いによっても性格の特徴は変化したりします。
この「家族布置(きょうだいの誕生順位)」はライフスタイル形成に大きく影響するため、クライアントのライフスタイル診断に非常に役に立つとされています。
しかしながら、上記の特徴はあくまで傾向であり、必ず当てはまるものではないので、参考程度に見てもらえれば幸いです。
0コメント