究極目標について

こんばんは。本日は午前中に以前ヒューマン・ギルドにて一緒に講座を受講した方に、コーチングについて教わっておりました。
心理学をはじめ、何か同じ目標を持った人とまた違う形で繋がることができるのは嬉しいことです。

さて、皆さんには「目標」はありますか?

個人心理学(アドラー心理学)では、すべての人間はそれぞれの「目標」に向かって動いていると考えております。

前に記事にもしました「ライフスタイル」も目標追求への流れ・運動ともいえます。

さらに、「目標」のなかでも「究極目標」と呼ばれる目標もあります。
これは、言葉の響きから「死ぬまでに10億稼ぐ」や「世界チャンピオンになる」とかを想像する方もいるかもしれませんが、この「究極目標」は、「人の役に立つ」や「人より優越になる」や「人から保護される」といった、自己理想のような概念です。

「人より優越になる」というような「究極目標」を持つ人であれば、人生をとおしてその「究極目標」を追求しようとします。

たとえば、学校では学業やスポーツで1番になろうとし、職業では競争の激しい職を選択します。退職した後も昔の自分の武勇伝を家族に語るかもしれません。

人間は、そういった人生の「究極目標」に向かって常に進んでいると考えます。

では、この「究極目標」をはじめ、「目標」を知る・意識することは、なんの役に立つかというと、私は「目標」へ向かう手段を変更することが可能になると思います。
もし、意識せずに進んでしまうと、自分の望んだ結果を得られないこともあるかもしれません。

意識することによって、より建設的で合理的な手段を選択することが可能になります。

例えば、「人より優越になる」という目標に気付かないと、人を軽蔑したり非難したりして、相対的に相手の価値を下げ自分を優越にしようとするかもしれません。
しかし、意識することで、人よりも努力するというような手段を取ることもできます。

この「究極目標」は子どものころからの回想を聞いていくうちにだんだんと見えてきます。
自分でも「究極目標」を知りたいといった方は、ぜひ、一度自身の子供のころを振り返り、そういえば自分って昔からこうだったな、こんなこと考えてたな、というようなことが見つけてみてください。

もしかしたら、それがあなたの「究極目標」かもしれません。




ライフサポート・すみの家

個人心理学(アドラー心理学)をベースにカウンセリングや心理学講座を開催しております。

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