個人心理学について②

こんにちは、本日も個人心理学について少し書いていこうと思います。

個人心理学(アドラー心理学)には、基本的な立場(考え方)があります。

それは、「目的論」「対人関係論」「認知論」「全体論」「自己決定性」があります。

ひとつずつ簡単に説明していきます。

まず、「目的論」は、個人心理学でも有名な考えです。
すべての人間の行動は目的があり、みずから設定した目的に向かって生きていくという考えです。
わかりやすい例えは、「怒って大声をだす」とうことがあるかと思いますが、これは「目的論」で考えると、「大声を出すために怒った」というようになります。

「対人関係論」は、人間の行動は相手役のいる対人関係行動であるという考えです。
個人心理学では、すべての悩みは対人関係の悩みであるとも言われています。

「認知論」は、人間は自分の主観的な意味づけをとおして世界を見ているという考えです。
つまり、同じ経験をしてもその人特有の主観的な意味づけをしているため、解釈が違っているということです、

「全体論」は、人間は分割できないひとつの全体という考えですが、これだけでは、少しわかりづらいですね。

これは、物理的な意味ではありません、人には意識・無意識といった考えがありますね。これは矛盾するものではなく、同じ方向に協力して働くものであるというのが、個人心理学での考えです。

最後は「自己決定性」です。これは、どんなことであり、最終的には自分の行動は自分自身で選択・決定するということです。環境や状況は自分の思い通りにならないかもしれませんが、その時、自分がどうするか、どう思うかは自分で決められます。

非常に簡単ではありますが、以上が基本的な考えです。
少しでも、個人林学について興味をもっていただければ幸いです。

これからも、個人心理学について、少しずつ書いていこうと思います。


ライフサポート・すみの家

個人心理学(アドラー心理学)をベースにカウンセリングや心理学講座を開催しております。

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