個人心理学⑤ ライフタスク

こんばんは、人間生きていると常に課題・仕事に追われる日々だと思います。

そんな今日は「ライフタスク」について書いていこうと思います。

「ライフタスク」とは、個人心理学では「人生で取り組まなければならない課題」と言われています。

「ライフタスク」には、主に3つのタスクがあり、「仕事のタスク」「交友のタスク」「愛のタスク」があります。

これに「自己のタスク」「スピリチャルタスク」を追加した考えもありますが、ここでは3つに絞って解説していこうと思います。

気になる方はぜひ勉強会に参加してください(笑)

最初は「仕事のタスク」です。これは一切の生産活動をさします。
具体的に言えば、社会人であれば仕事、学生であれば学業、主婦であれば家事等が「仕事のタスク」になります。
「仕事のタスク」では、そこまで他の人との距離感は求められず、仕事が終われば他人に戻ることができるのが特徴です。
人間関係でも簡単なタスクと言われ、「仕事のタスク」をうまく解決できないと、ほかの2つのタスクも満足に答えられない可能性があります。

次に「交友のタスク」です。これは、「仕事のタスク」より距離が近く、対人関係一般と言っていいでしょう。
また、仕事とは違い、強制的な力がありません。つまり、踏み込むか踏み込まないかは自分次第となります。
仕事が終わり、これからはプライベートな時間に切り替わろうというとき、今から飲みにでも行こうなどと、仕事以外でも仲良くしたい人に声をかけることがあると思います。その時「仕事のタスク」から「交友のタスク」へと切り替わります。
声をかけるときは少なからず勇気がいることから、「交友のタスク」はやや困難なタスクと言えます。

最後は「愛のタスク」です。これは、パートナー関係や家族関係のふたつからなるタスクです。性に関することもすべて「愛のタスク」です。
3つのタスクのなかで最も距離が近く難しいタスクと言われています。
一人の人を愛するのはとても難しく非常に勇気のいることで、難しいのは当然かもしれません。
また、「愛のタスク」は相手との協力が必要で、一人では解決できないことがほとんどだと思います。アドラーは、我々は一人の課題や集団の課題については訓練を受けているが、「二人の課題」については訓練されていないと言っています。
たしかに、パートナーと二人で何かを解決しようといった授業は学校ではないと思います。
そのため、ほとんどの人は「愛のタスク」に直面した時、どうしたらよいかわからず戸惑ってしまうのだと思います。

「愛のタスク」に直面した時は、一人では解決しようとせず、「二人の課題」であると考え、二人で協力しながら解決することが私は必要だと思います。

以上が「ライフタスク」となります。
生きてく限り、この「ライフタスク」が我々に様々な課題を与えてきます。
そのたびに我々は課題に立ち向かう勇気を試されます。

常に勇気をもって、課題にから逃げず困難を克服していきたいですね。



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