こんにちは。今日も暑かったですね。
仙台では天気が晴れたり雨が降ったりと安定せず、折りたたみ傘が手放せませんね。
そんな日々のなかですが、私は趣味でブラジリアン柔術を習っており、今日も汗だくになりながら練習してきました。
私が柔術を習っている仙台柔術アカデミーでは、先生の角田先生がスタンプキャンペーンを開催しており、6回練習に来た人はくじに応募できます。
そのくじの景品ですが、道着やラッシュガードといった、豪華な景品ばかりで総額が10万円近いんですね。
キャンペーンの期間も短いわけでもなく、週2回で参加している私も応募できたくらいなので、殆どの生徒の方が応募できたのではないでしょうか。
そんな椀飯振舞なキャンペーンですが、練習に来ただけで応募できて、景品がもらえるかもしれない。ぶっちゃけ先生にとっては直接利益がないんですね。
そこで、私はついつい先生に、「先生こんなに景品用意してお金とか大丈夫なんですか」
なんて聞いてしまうと、角田先生は「大丈夫ですよ!だって練習にきてもらってるじゃないですか」というような感じです。
私は、角田先生のこの考え方は非常に個人心理学(アドラー心理学)的だなと感じました。
個人心理学では、相手に「与えること」を大切にしています。
先に記載したとおり、先生に直接の利益はありません。ですが、先生は「貰うこと」ではなく「与えること」に幸せを感じている人だと思います。
人間どうしても社会に生きていると損得勘定で考えがちになり、どうしても「貰うこと」や「自分の利益」ばかりに敏感になってしまいます。
そうなれば、人に「与えること」にあまり意味を感じません。
こういった考えが強くなってしまうと、「この人は自分にとって何をしてくれるのか」を考えるようになり、「交友のタスク」や「愛のタスク」を満足に解決できなくなることがあるかと思います。
個人心理学では、幸せになるためには「他者信頼」と「貢献感」が必要と考えますが、「貰うこと」ばかりに注目する人は、相手を信頼できず、他者に貢献することもできません。
「貰うこと」ばかりに注目している人は一度、「与えること」に喜びを感じてみてください。
我々には共同体感覚というものがあり、与えたもの以上のものが自身に還ってくることもあるのです。
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