個人心理学 本当の自分とは

こんばんは。今日は仙台は午前は雨が降っておりましたが、午後からは天気が回復し、久しぶりにお日様を見ることができました。
やっぱり、暑いとはいえど晴れるのは気分がいいものですね。

今日は、友人と連絡を取り合っていたところ、友人が「最近本当の自分がよくわからない」というようなことを言っていたため、そのことを書いていこうと思います。

「本当の自分」とはどんな自分でしょうか。皆さんは「これが本当の自分だ!」と呼べる自分の状態はありますか。そう聞かれて、ありますとはっきり答えられる人もいれば、わからないと思い人もいるでしょう。
個人心理学(アドラー心理学)では、「全体論」という基本的な考えがあります。
これは、ざっくり説明すると「人間のなかには意識・無意識のような矛盾はなく、すべてが相補的であり、全体の一部として機能している」というような考えです。
これは、性格にも同じことがいると思います。
よく、「あの人は裏がある」とか「あの人は裏表のない人だ」というような話を聞きます。
しかしながら、上記の「全体論」からすると、裏も表も全体の一部として考えます。

それに、「あの人は裏がある」という言葉も、言葉を発している人の認知(主観)でしかありませんし」、その人は裏の顔を使っているつもりはないかもしれません。

人間であれば、AさんとBさんに対する性格は違って当然ですし、同じように接しているつもりでも、よく見てみれば全く同じであるということはないと思います。

色々と遠回りな説明をしましたが、「本当の自分」とはなんなのかと言うと、私は「すべてが本当の自分」ということだと思います。

Aさんに対する自分もBさんに対する自分も「本当の自分」なんです。

人は誰かと接する時にその人に対応するための仮面をつけて接しており、「裏表がある人」は、その仮面が違うとわかる仮面をつけており、「裏表のない人」は、違いの分かりづらい仮面をつけているだけだと思います。

また、そうやって違いがわかるように相手と接したり、違いがわからないように接するのも、その人特有の「ライフスタイル」です。
なので、今そこにいる自分、今までの自分、これからの自分、すべてが「本当の自分」なのだと私は思います。




ライフサポート・すみの家

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