個人心理学 基本的な誤りについて

こんにちは。今日も天気は晴れていたので、洗濯物を一気に洗濯することができました。
この時期は外に干していれば、この時間でもう乾いてくれるのが嬉しいですね。

さて今回は、考えの「基本的な誤り」について書いていこうと思います。
この「基本的な誤り(ベイシック・ミステイクス)」とは何かと言いますと、我々の持つ共通感覚(コモンセンス)と折り合いの取れないその人特有の考えになります。

代表する「基本的な誤り」は以下のとおりです。
・決めつけ(どうせこうなるに違いない)

・誇張(あの人は毎回こうだ)
・過度の一般化(こうする奴=こんな奴だ)
・単純化(○○なことをした奴は△△だ)
・見落とし(良いところもあるのに、そこを見ないこと)
・誤った価値観(こんな奴は最低で、死に値する)

などが「基本的な誤り」の例です。

我々は誰もが自分特有の考え(認知)を持っています。
個人心理学(アドラー心理学)では、「認知・統覚バイアス」とも言われています。
この「認知・統覚バイアス」を通して、自身の体験を解釈し行動する仕組みです。

ここで重要なのは、この「認知・統覚バイアス」が人によって異なるということです。

多くの人は自分の認知が正しいと思い込んでおり、そのため、他人に自分の意見が正しいと思い、それは間違っていると言わんばかりに伝え、トラブルが起きてしまうということがあるとと思います。

よく会話で、「普通は〇〇だよね?」とか「絶対こうでしょ」とか「男(女)はこうだから」「子ども(大人)はこうだ」なんてことをよく聞きます。

しかし、「普通」も「絶対」もその人のなかの「普通」「絶対」でしかないのです。

なので、いったんは自分の考え・認知は棚に置いて、「相手の話を聴く」ことが大切です。
また、自分の考え・認知を伝えたいときは、あくまで「これは私の考えなんだけど」と意見として伝えたほうが、言われた相手も嫌な気持ちにはならないと思います。

もし、皆さんのなかでもこの「基本的な誤り」に陥っていると感じたのであれば、ぜひ一度自分の考えが主観的な認知であると理解し、「相手の意見をちゃんと聴く」ことをしてみてください。
そうすることによって、今までとは違った建設的なコミュニケーションも取ることができ、より相手に関心を持つことができると思います。



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